バスケの基本

小学生向けジャンプストップの効果的な練習法を解説「バランスとコントロールがキーポイント」

バスケの基本

この記事ではジャンプストップについて、バスケを始めたばかりの小学生の皆さんに向けポイントや練習方法などをわかりやすく解説していきたいと思います。

ジャンプストップは、走っている最中やドリブル中に両足で同時に着地し、動きを止める技術のことです。この技術は、次のアクション(パス、シュート、ピボットなど)へスムーズに移行するための重要な基本動作になります。

キーポイント

ストップ&ジャンプシュートはストップが特に重要です。 どれだけ速いドライブで相手を交わしても、その後のストップがしっかりできないときれいなシュートモーションに入れません。 なのでしっかりストップする為の脚力やボディバランスを鍛えることが大切です。

はじめはある程度スピードをコントロールして練習するといいと思います。スピードの強弱もフェイントのひとつになります。

基本として、止まる際にはある程度重心を落とすことが重要です。最初の一歩では、スライドを大きくし、床に対して鋭角に踏み出すことが求められます。

腰が高いときは、脚が床に対して鈍角になりやすく、即座に止まるのが難しくなります。そのため、前のめりになってしまうか、二歩目でようやく止まることになります。または、スピードを事前にかなり落としておかないと止まりにくいです。一歩目で最も制動をかけ、二歩目はバランスを取るために使います。

ストップアンドジャンプシュートの場合、二歩目の脚をつく前に内腿を締め、身体がゴール方向に向くように止まります。このとき、膝とつま先の方向を一致させないと故障の原因になるので注意が必要です。止まった際には次のジャンプがすぐにできるように、腰を椅子に座るように落とし、膝を曲げたまま保ちます。重心を両足の間にキープし、そのまま膝を伸ばしてジャンプします。

急ストップした際にシュートフォームが崩れないようにするためには、ストップ時に踵から止まり、足に全体重を乗せるイメージを大事にします。初めは足が痛くなりやすいので、足の筋肉を強化することをおすすめします。

着地の安定性

両足をほぼ同時に地面に着けて、バランスを保ちます。足は肩幅程度に開き、膝を軽く曲げて重心を低く保ちましょう。安定した着地は、次の動作(パスやシュート、ドリブル再開)にスムーズにつなげるために重要です。

心の位置

重心をつま先に置いて前傾姿勢を保ち、かかとに重心が来ないように注意しましょう。この姿勢を維持することで、迅速なスタートやディフェンスを回避する動きが容易になります。

ボールのコントロール

ジャンプ中でもボールをしっかりと保持し、胸の近くでコントロールを維持することが重要です。これにより、次の動作がスムーズに進行しやすくなります。

ジャンプストップ時にボールをしっかりと保持することが、次のプレイに直結します。安定性を保つために両手でボールを確実に抱え込みましょう。

視線の位置

目線を相手プレイヤーやゴールに固定し、次のアクションを準備します。周囲に視線を配ることで、状況を把握しつつ、適切な判断ができるようになります

リズムを意識する

ドリブル中や走っている動きからスムーズにジャンプし、リズムを維持したまま止まることが重要です。一貫した動きはディフェンスを惑わせ、プレイの正確性を向上させます。

これらのポイントを身につけることで、小学生や初心者でもジャンプストップが安定し、試合での動きがスムーズになります。最初の練習ではゆっくりとしたペースで意識し、慣れてきたら動きの中で実践していくのがおすすめです!

効果的に使うタイミング

ジャンプストップを試合で効果的に活用するためには、以下のポイントを踏まえてシチュエーションを具体的に教えると良いです。特に小学生には、ゲーム形式や簡単な例を交えて説明することで理解が深まります。

速攻の終わりで活用する

シチュエーション

自分がボールを持って速攻を仕掛け、ゴール近くでディフェンスが立ちはだかったとき。ジャンプストップで止まることで、パスやシュートの選択肢が生まれます。

練習例

2対1の速攻練習を行い、ボールハンドラーがゴール下でジャンプストップを使ってパスかシュートを選ぶ。

教え方

「速攻で走り込んだら、急に止まって相手を焦らせよう。止まることで、チームメイトを活用したり、自分でシュートするチャンスを作れるよ!」

ディフェンスに囲まれそうなとき

シチュエーション

ドリブルで進んでいて、2人以上のディフェンスが近づいてきたときは、ドリブルを止めてジャンプストップし、安全なパスを出しましょう。

練習例

ハーフコートで1対2の状況を作り、ドリブルで進んだ選手がジャンプストップからパスを出す練習。

教え方

「ボールを持ったままだと取られちゃうから、ジャンプストップして足を止めて落ち着こう。止まることで周りが見えるから、次のプレイがしやすくなるよ!」

シュートフェイクの準備として

シチュエーション

ペイントエリアに入ってすぐにシュートが打てない場合は、ジャンプストップで止まり、シュートフェイクをして相手をかわしましょう。

練習例

ゴール下でジャンプストップ後、シュートフェイクをしてディフェンスをかわし、レイアップに繋げる練習。

教え方

「止まった後にフェイクをして、相手をジャンプさせるようにしよう。そのあとでゴールを狙うんだ!」

 試合終盤の落ち着いたプレイ

シチュエーション

試合の残り時間が少なく、ボールを失いたくないときは、ジャンプストップでしっかり足を止めて、安全なパスを出しましょう。

練習例

5対5の試合形式で、残り30秒を想定し、焦らずにジャンプストップでプレイを落ち着ける練習を行う。

教え方

「試合終盤は慎重に!ジャンプストップして状況をしっかり見極めてから、次のプレイを決めよう。」

小学生にジャンプストップを楽しく教えるための練習方法

小学生には遊び感覚で楽しみながらの練習が効果的です。

「ストップ&ゴー」

ルール

コートの端から端まで走る間に、コーチが「ストップ!」と声をかけたら、ジャンプストップをして静止します。足を動かしたり、バランスを崩したら一歩戻ります。

ポイント

楽しさを加えるため、ストップの声を急に出したり、リズムを変えてみましょう。声だけでなくホイッスルや音楽の停止を合図にするのも面白いです

「キャッチ&シュート」

ルール

プレイヤーはジャンプストップでボールをキャッチし、そのままシュートに繋げます。連続して成功したらスコアをつけて競い合います。

ポイント

ボールをキャッチする際にしっかりと両足を揃えることを意識させます。軽くジャンプして柔らかく着地する感覚を教えましょう。

「サイモンジャンプストップ」

ルール

「サイモンゲーム」のように、コーチの指示に従います。例えば、「右手を上げてジャンプストップ!」など。最初は簡単な指示から始めて、少しずつ難易度を上げます。

ポイント

動きに楽しさを加えることで、正しいジャンプストップの形を自然に身につけられます。

「フリーズドリブル」

ルール

プレイヤーがドリブルでコートを動き回り、コーチが「フリーズ!」と言ったらジャンプストップをして静止します。動き続けると失格になるため、集中力も養えます。

ポイント

ドリブルしながらのジャンプストップは、実践に近い動きを身につけるのに役立ちます。

「障害物コース」

ルール

障害物を避けながら進み、指定されたポイントでジャンプストップを行います。最後にゴールを目指してシュートを決めます。

ポイント

コースを工夫することで、練習が楽しくなり、集中力も高まります。

指導のポイント

•実践例を見せる

実際にコーチが試合中の動きを再現して、タイミングを説明します。

•視覚的に教える

練習中に模擬ゲームを行い、ジャンプストップを使う場面を指摘します。

•成功体験を積ませる

小さな成功を積み重ねることで、子どもたちが試合中に自信を持って使えるようになります。

ジャンプストップを使うタイミングを明確に教えることで、試合での動きがよりスムーズになり、ミスを減らすことができます!

•褒めることを忘れずに!

小学生は成功体験から自信を持ちます。正しい動きができたら、しっかりと褒めてあげましょう。

•バランス重視

バランスを崩して転ぶこともありますが、慣れてきたら動きがスムーズになります。焦らずに段階を踏みましょう。

•ペース配分を考える

短い時間で集中力を持続させ、休憩を挟むことで楽しい雰囲気を保ちます。

小学生にとって楽しい体験が、一生懸命練習する原動力になります!

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