バスケの基本

4つのステップワークでコートを自由自在に駆け抜けよう!小学低学年向け。バスケ初心者のための秘伝のステップ

バスケの基本

この記事では、バスケットボールを始めたばかりの小学生低学年のみなさんに向けて、必ず覚えておきたい4つのステップワーク、「スライドステップ」「ランニングステップ」「スイングステップ」「スタッターステップ」の4つをわかりやすく解説します。

ミニバスケットボールでは、ボールハンドリングと同様に、足の動き(ステップワーク)が大切です。適切なステップワークを身につけることで、コート内を効率的に移動でき、試合でのパフォーマンス向上につながります。

ステップワークは最初は難しく感じるかもしれませんが、継続的な練習によって着実に上達します。本記事では、小学生向けに基本的なステップワークのポイントをわかりやすく解説します。

  • 素早い動き: コートを素早く移動し、攻撃や守備のチャンスを広げることができます。トップレベルでは、一瞬の判断と動き出しのスピードが勝敗を分けます。
  • 正確な動き: 正確なステップを踏むことで、体のバランスを保ち、ミスを減らすことができます。疲労時でも正確なステップは、パフォーマンス維持に不可欠です。
  • 相手を抜き去る: 様々なステップを組み合わせ、相手を抜き去り、得点に繋げます。トップレベルでは、予測不能なステップワークが試合の流れを左右します。
  • 怪我の防止: 正しいステップは、足首や膝への負担を減らし、怪我を防止します。怪我は、トップ選手にとっても最大の敵です。
  • 自信がつく!: ステップワークの上達は、プレーの幅を広げ、自信に繋がります。自信は、プレーの質だけでなく、メンタル面も強化します。

 

 4つの基本ステップワーク

スライドステップ

~ディフェンスの要!横移動のスペシャリストへの道~

スライドステップはディフェンス時に使用される横方向への移動方法です。このステップを習得することで、相手選手の動きに対応しやすくなり、防御力が向上します。

どんな時に使う?: ディフェンスで相手の動きに対応、横への動き出し。

基本姿勢:

  • 足を肩幅より少し広めに足を開き、膝を軽く曲げて腰を落とします。この姿勢が「パワーポジション」と呼ばれる基本姿勢です。
  • 重心を低く保ち、いつでも動けるように準備します。
  • 腕は体の横で軽く構え、バランスを取ります。

横方向への移動:

  • 進行方向(相手が動く方向)に合わせて片足を横へ踏み出します。このとき、足が地面から離れすぎないよう注意しましょう。
  • 踏み出した足に続いて反対側の足を引き寄せます。ただし、両足が揃いすぎると次の動きが遅れるので、適度な間隔を保ちましょう。
  • この時、両足が地面から離れないように、滑るようなイメージで移動します。
  • 常に低い姿勢を保ち、上半身が左右に揺れないように注意します。
  • かかとではなく、つま先で地面を蹴るように意識します。

スライドステップのポイント

  • 低い姿勢: 重心を低く保つことで、素早い動き出しと安定した動きが可能になります。
  • 滑らかな動き: 足を引きずるのではなく、滑るように移動することで、無駄な動きを減らし、素早く移動できます。足は交差させないようにしましょう。
  • 常に準備: 常に次の動きに備え、相手の動き出しに遅れないように準備します。
  • 目線: 常に相手とボールの動きを目線で追いかけるようにしましょう。相手選手の腰あたりを見ると動きが読みやすくなります。
  • 常に前傾姿勢。
  • お尻を後ろに突き出し、バランスを保つ。
  • 重心が上下にぶれないよう平行に移動を意識する。

*秘伝: 重心を低く保ち、常に次の動作へ移る準備をする事。相手の動き出しの瞬間に、半歩だけ小さく踏み出すします。これにより、相手の初速に遅れず、対応できるようになります。

体験談

初心者の場合、スライドステップでは重心がぶれやすくなることがあります。しかし、毎日短時間でも練習することで徐々に安定した動きが可能になります。

毎日10分だけ練習することを続けた結果、1週間後には少しずつスムーズに動けるようになってきました。そして初めて試合で相手選手のドライブ(ゴールへ向かう動き)を止める事が出来たとき、「自分にもできた!」という達成感と喜びでいっぱいに。この経験から、「練習すれば必ず上達する」という自信がついてきたようです。

ランニングステップ

~コートを支配する!速さとリズム感を身につけよう~

ランニングステップは、走りながらシュートやパスにつなげるための基本的な動作で、前後に素早く移動するステップです。ドリブル突破やディフェンス、速攻、特にレイアップシュート(ゴール近くからジャンプして放つシュート)では、このランニングステップが欠かせません。速さとリズム感が重要なポイントです。

  • どんな時に使う?: コートの前後移動、速攻。

基本姿勢:

  • 背筋を伸ばし、やや前傾姿勢をとります。腕は体の横で軽く構え、リラックスします。
  • 視線は常に前方を見ます。
  1. 足の動き:
    • 腕を大きく振り、足を交互に出します。
    • つま先で地面を蹴り、推進力を生み出すことを意識します。
    • スピードに乗るほど、歩幅を広げ、ストライドを大きくします。
  2. 腕の動き:
    • 足の動きに合わせて、腕を大きく前後に振ります。
    • 腕を振ることで、推進力を生み出し、バランスを保ちます。
  3. 呼吸:
    • リズムに合わせて、深く呼吸します。
    • 呼吸を意識することで、疲れにくくなります。

ランニングステップのポイント

前傾姿勢:

  • 前傾姿勢を保つことで、スムーズな加速とスピード維持が可能になります。ただし、前傾姿勢になりすぎると、バランスを崩しやすくなるので注意が必要です。

つま先での着地:

  • かかとから着地するのではなく、つま先から着地するように意識しましょう。

腕振り:

  • 腕の振りと足の動きを連動させることが重要です。

視線:

  • 常に前方を見て、コート全体を把握するようにしましょう。
  • ボールや相手の位置を常に確認し、状況に合わせてスピードや方向を調整します。

 

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*秘伝

  • 加速の秘訣:
    • 加速時、最初の3歩は、歩幅を小さく、ピッチを速くすることで、トップスピードへの到達時間を大幅に短縮できます。このとき、体全体で前へ進む推進力を意識しましょう。
    • スタートダッシュの練習を取り入れることで、加速力を向上させることができます。
  • スピード維持の秘訣:
    • スピードに乗ったら、ストライドを大きくし、腕振りを大きくすることで、スピードを維持できます。
    • 長距離走やインターバルトレーニングを取り入れることで、スピード維持能力を向上させることができます。
  • 状況判断:
    • 常にコート全体を見渡し、状況に応じてスピードや方向を調整します。
    • 周囲の状況を把握し、瞬時に判断を下す能力を養うことが重要です。

スイングステップ

~相手ディフェンスをかわし置き去りにする!~

スイングステップは速攻時やピック&ロール(スクリーンプレイ)で相手ディフェンスをかわすための動作です。「振る」という意味通り、大きなストライド(歩幅)で相手選手の側面を抜いていく技術です。

  • どんな時に使う?: ドリブルで相手を抜き去る、方向転換。

方法:

    1. 軸足を決め、体を回転。風のように舞うイメージで!
    2. 回転と同時に、もう片方の足を振り出し、進行方向を変える。
    3. 上半身も連動させ、スムーズな回転。
準備:ディフェンダー(守備選手)に向かって直進しながら最後のドリブルを強く突きます。
振り抜く:片足を大きく振り抜いて相手選手の側面へ移動します。このときボールは反対側の手でプロテクト(守る)しましょう。
フィニッシュ:そのままシュートやパスにつなげます。

ポイント:

  • 軸足を固定。
  • 視線は常に進行方向。
  • 回転方向と逆の腕を大きく振る。
  • 相手との距離感を意識すること。
  • 最後までボールを見る癖をつけること。
  • “大きく振り抜く”という意識で大胆に動くこと。

秘伝: スイングステップに入る前、一瞬だけ逆方向に視線を送る。これにより、相手の意識を逆方向に誘導し、抜き去る確率を高める。

スタッターステップ

~細かいステップで相手を翻弄

スタッターステップは、細かいステップを素早く繰り返すことで、体の重心を安定させ、瞬時に動き出しや方向転換を可能にするステップワークです。相手の動きに合わせて細かいステップを踏むことで、相手の急な動きにも対応できます。

  • どんな時に使う?: ディフェンス時や、ドリブルで相手を抜き去る際に効果を発揮します。

基本姿勢と重心

  1. スタンス:スタッターステップの基本は、足を肩幅に開き、膝を軽く曲げて腰を落とした低い姿勢です。この姿勢を維持することで、重心が安定し、素早い動き出しや方向転換が可能になります。この姿勢からいつでも素早く動ける準備状態になります。
    一歩目:進行方向へ素早く一歩踏み出します。このとき重心は低いまま保ちましょう。
    加速:“一歩目”からそのまま連続して加速します。最初の一歩目が速いほど次への動作も滑らかになります。
  2. 細かいステップとリズム:スタッターステップの核心は、両足を交互に細かく、そして素早くステップすることです。一定のリズムを保ちながらステップすることで、体のバランスが安定し、瞬時の動き出しや方向転換に繋がります。
  3. 動き出しと方向転換:スタッターステップから動き出す、または方向転換する際は、最初のステップを動き出したい方向、または方向転換したい方向に踏み出すことが重要です。細かいステップで安定させた重心を活かし、素早く次の動作に移ります。
  4. リラックスと力加減:スタッターステップを行う際は、上半身の力を抜き、リラックスした状態を保つことが大切です。力みは動きの硬直を招き、スムーズなステップを妨げます。

ポイント

  • 低い重心: 重心を低く保つことで、安定した動きと素早い動き出しが可能になります。
  • 細かいステップ: 細かいステップを素早く繰り返すことで、瞬時の動き出しや方向転換が可能になります。
  • リラックス: 上半身はリラックスさせ、力を入れすぎないようにすることで、スムーズな動きが可能になります。
  • リズム: 一定のリズムでステップを踏むことで、体のバランスを保ち、安定した動きが可能になります
  • つま先の活用:細かいステップを踏む際、つま先で地面を軽く叩くようにステップすることで、より素早い動き出しに繋がります。
  • 視線:常に前を見て、周囲の状況を把握することが重要です。特にディフェンス時は、相手の動きを常に視界に入れましょう。

秘伝:

リズムの変化: 相手の動きに合わせて、スタッターステップのリズムを変化させることで、相手の予測を惑わすことができます。

フェイント: スタッターステップ中に、フェイントを織り交ぜることで、相手を抜き去るチャンスを作り出すことができます。

状況判断: 常にコート全体を見渡し、状況に応じてスタッターステップのスピードや方向を調整します。

ステップワーク練習法

ステップワークは、反復練習で体に覚え込ませることが大切です。しかし、ただ繰り返すだけでは、トップレベルの技術は身につきません

  • 反復練習: 基本フォームの習得。
  • コーンを使った練習: 実践的な動きの習得。
  • 鬼ごっこ: 楽しみながら実践練習。
  • 試合形式の練習: 実践を想定した練習。
  • 音楽に合わせてステップ!: リズム感を養う。
  • 鏡の前でステップチェック!: フォームの確認。
  • 映像分析: トップ選手の映像と比較分析。
  • イメージトレーニング: トップ選手のイメージを再現。

*秘伝の練習

スライドステップ: 砂の上でスライドステップの練習。足の運びと重心移動を強化。

ランニングステップ: 坂道ダッシュ。加速力とトップスピードを向上。

スイングステップ: 回転して壁にボールを当て、跳ね返りをキャッチ。回転とボールコントロールを同時に練習。

スターターステップ: スタート合図と同時に、目の前のボールをキャッチ。反応速度とスタートダッシュを強化。

 

 

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