バスケの基本パス

バスケット初心者が覚えたい基本のチェストパスとは?手首を使ってバックスピン、そして軸足からの体重移動!

バスケの基本
今回はバスケットボールの基本的なパスの技術、チェストパスについて学んでいきましょう。

チェストパスはゲーム中に一番多く使われるパスで、パスの中でも最も基本的なものとなります。

チェスパスの特徴とは?

両手で強く速いパスを出すことができる。チェストパスの構えが基本的な姿勢で、他の動作(シュート、ドリブル、各種パス)に繋がります。

正確さと安全性

ボールを胸の高さで受け取ることで、相手に確実に届けることができます。

スピード

短い距離を素早く移動させることができ、素早い攻撃やパス回しに向いています。

パスの利点

動いていても止まっていても使用でき、力を伝えやすい、コントロールしやすいなどの利点があります。正確でクイックなパスができること。ボールが手から離れる直前になってもパスを止めることができること。また、パスフェイクとしても使えます。

基本中の基本「チェストパス」

「チェストパス」は、自分の胸の高さ、または腹部からボールを両手で投げる、バスケットボールの基本的なパス技術です。腕の動き、腰の位置、足のステップ、多重移動を意識しながらボールに力を加えます。

ステップ① ボールを両手でしっかりと胸、腹部の前で保持する

一般的には、指先でボールを保持しますが、私が指導するパスの基本は、ボールは手のひら全体で優しく触れます。肩とヒジ、身体全体をリラックスした状態でボールを保持します。

ステップ② パスは重心を下げ、もう一方の足をパスのタイミングで前に出す

膝を軽く曲げて重心(腰)を下げ、同時に片足を前に出します。この時、パスを受け取る相手の方向に足を向けることが重要です。

ステップ③ 体重を前足に移動し、重心を前に移す

前に出した足に体重を乗せ、ボールに力を加えます。腰を中心にして重心を前に移動させ、その間にボールを胸に引き寄せて力を溜めます。

ステップ④ 腕を外側に回転させてバックスピンをかけつつボールを放つ

ボールを保持している時、手のひらは内側を向いています。腕を回転させつつ、手のひらを内側から外側に向けることでボールにバックスピンをかけます。

ステップ⑤ 手首に力を入れず、ヒジを素早く伸ばしてボールを放つ

ヒジを速く伸ばす動きでボールを放ちます。曲げていたヒジをすばやく伸ばします。人差し指はパスを受け取る相手に向け、親指は床に向け、手のひらは外側に向けます。

「チェストパス」は全てのパスの基礎となる技術です。これらのステップを順番に行い、しっかりと基本を身に付けましょう!

チェストパスの練習方法

ポイントは、パスを投げる方向へどちらか一方の足を踏み出し、胸の前に構えたボールを両手首のスナップを効かせて放ちます。

チェストパスを上手にするためには、以下のポイントに注意しましょう!

姿勢と体の向き

パスを出すときは、体を相手の方向に向けましょう。両手でボールを持ち、胸の高さでしっかりと握ります。

腕の動き

腕を振ることで、ボールにスピードを与えます。ただし、力み過ぎないように、自然な力加減でパスを出しましょう。

手首の使い方

パスを出す瞬間に手首をしっかりと使うことで、ボールの回転をコントロールすることができます。回転をかけることで、パスが安定しやすくなります。

ターゲットへの集中

パスを出すときは、相手の胸の高さ、またはお腹に向けて正確に投げるようにしましょう。目標をしっかりと見定め、集中してパスを出します。

体重移動と最後までのフォロースルーで改善!

練習中、なかなか速いパスが出せなかったり、遠くまでパスが届かずによく相手にパスカットされてしまって悩んでいる子がたまにいます。

その子にアドバイスとして私が伝えていることは、両足を軽く肩幅に開き、軸足を押さえ利き足を一歩前に踏み出します。その時に一番大事なことは、パスを出すときには、軸足からもう片足にしっかり体重を移動させながら前に踏み出すこと。そうすることで体重がしっかり乗りでボールに勢いがついてきます。

そして同時に両手の手首を体重を移動させながら外側(少し斜め下)に返してパスを出すと、ボールに逆回転がかかり安定します。回転がかかるようにするには、しっかり体重移動しながらボールが離れる瞬間に、人差し指がひっかかるように出せば回転がかかります。 これが強くて速いチェストパスの基本。

大事なのは、軸足から反対の足へ体重をしっかり移動しつつパスを出すこと。そして最後まで指先をフォロースルーを忘れなように相手がとりやすい丁寧なパスを心がけることです。

そして生きたチェストパスとは、つま先から指先までの筋肉を使った「螺旋の瞬発力」を活かすこと。チェストパスの練習として、体育館の天井の照明に当たる(実際には当てないように)くらいの高さを目標にして練習をやってみてください。

毎日少しずつでも練習を続けていくことで、腕の筋肉もしだいについてきて結果につながっていくからね!と、アドバイスと練習方法を伝えています。

個人差はあります。最初は悪戦苦闘していましたが、素直に実践していった子供たちは1~2週間後ぐらいで、徐々にスピードが速く、遠くまでパスが届くようになってきました。

練習のコツ

壁とのパス練習

壁に向かってチェストパスを繰り返し何度も何度も練習していくと、正確性とスピード感が身につきます。

相手とのペア練習

パートナーと交互にチェストパスを練習し合うと、実戦での対応力も養われます。

ゲームでは早くて強いパスが求められるため、バックスピンをうまくかけることが求められます。また、チェストパスは、受け取ったプレーヤーが素早く次の動作に移ることができるよう、相手の胸のあたりを狙って投げるのが基本となります。

対面での練習時には、パスのコースがずれないように気を付けながら、早くて強いパスを繰り返します。テンポよく、一回一回しっかりとスナップを効かせたボールを投げるトレーニングが効果的です。

これらの練習を繰り返すことで、チェストパスをマスターすることができます。楽しみながら自分の技術を上げて、チームの一員として活躍していきましょう!

次回はさらに進んだパス技術について学んでいきましょう~

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