チームのリズムを生み出す“心のエンジン”
SGは、単に点を取るだけの人ではありません。大事な場面でシュートを決めることで、チームのリズムが一気に加速します。私も、緊張感がピークに達する場面でシュートを沈めたとき、仲間から「ナイス!」と声をかけられ、チーム全体がひとつになる瞬間を何度も経験しました。
一方で、シュートを外したときは、落ち込む気持ちをどう切り替えるかが大切です。どんなに外しても「次こそ決める」と心の中で唱え、打ち続ける。その粘り強さがSGとしての自信につながります。自分の動きが味方のためのスペースを作り、アシストにつながる瞬間は、何度味わっても最高です。
攻守両面で“流れ”を生み出す
SGの仕事は攻撃だけではありません。守備でも、相手の得点源をしっかりマークし、止めることができたときの達成感は格別です。私も、背の高い相手に対して足を使って守りきった経験があり、その時の手応えは今でも忘れられません。
また、ディフェンスから一気にオフェンスへ切り替え、速攻を仕掛けるのもSGの醍醐味。スティールからゴールまで一気に駆け抜けたとき、ベンチや観客の熱気が一段と高まるのを感じました。ドリブル、パス、シュート――どの選択がベストかを瞬時に見極める判断力も、SGには欠かせません。
シューティングガードに求められる資質
多彩な得点パターンと“どこからでも決める”自信
SGには、アウトサイドからの安定したシュート力が必須です。特に3ポイントシュートは、相手の守りを広げ、チームの攻撃を有利に進める最大の武器。私も、寒い朝に霜で滑るコートで何度もシュート練習を重ねてきました。100本外しても101本目に賭ける――そんな積み重ねが、「どんな場面でも自分なら決められる」という自信を育ててくれました。
ボールハンドリングと連携力
SGは、ポイントガードと協力してボール運びをサポートする場面も多く、ボールハンドリングの技術が必要です。相手の強いディフェンスに対しても、仲間と連携しながらプレーの選択肢を広げることが大切だと、実戦を通じて学びました
仲間のための“空間演出家”
自分がゴールを狙うことで、相手ディフェンスが広がり、味方が自由に動けるスペースが生まれます。SGは点を取るだけでなく、仲間の得点チャンスを演出する“空間演出家”でもあるのです。自分の動きがチームの得点につながる喜びは、何度経験しても格別です。
速攻への切り替えと“瞬間判断力”
SGは、ディフェンスからオフェンスへの切り替えが速いことも大切な資質です。スティールから速攻につなげてチームに勢いを与えた経験も、SGならではの醍醐味。ドリブル、パス、シュート――その場で何がベストかを一瞬で判断する力が、試合の流れを左右します。
守備での貢献
攻撃だけでなく、相手の得点源を止める役割も重要です。特に、相手チームの得点源となる選手をしっかり止めることは、得点以上にチームを助けるプレーです。背の高い相手を足の動きで止めたときの達成感は、今でも忘れられません。
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