まずは自分に合うフォームを確立しよう
フォームを安定させる
まず、正しいフォームを心がけましょう。シュートの際には、ボール、肘、膝が一直線上になるのが理想的です。これによって、足からの力が効率的にボールに伝わります。
安定して真っ直ぐな3Pシュートを打つためには、力がリングに向かうようなシュートフォームが必要です。
フォームが不安定だと、下半身からの力をボールにうまく伝えることが出来ません。力を確実に伝達するには、ボールを掴む瞬間からシュートする瞬間まで、フォームを常に意識することが重要です。
シュートラインを意識する
シュートを行う際には、ゴールへ向けての直線的な動きが重要となります。体の軸がぶれないよう注意しましょう。
足の位置
シュートを安定させるためには、利き手と同じ側の足を少し前に出し、肩を入れしっかりと使うことが重要です。
肘の向き
ボールを持つ時は、シュートする手の肘がゴールの方向へ直線になるように位置を合わせます。
フォロースルー
シュートを放った後、手首のスナップを利用して指先がゴール方向を指すようにすることで、ボールをまっすぐ飛ばすことができます。
体のズレを防ぐ
シュートを構えた時と打った後で体が左右前後にズレないようにします。
ガイドハンドの使い方
左手(ガイドハンド)が引っかかったりしてシュートに干渉しないように注意します。
リリースポイント
ボールを放つ最適なタイミングは、ジャンプの最高点で額の上辺りを目安にリリースすることです。これにより、シュートの軌道が安定し、成功率が高まります。
3Pシュートを打つ
上半身をリラックスさせ、肘を軽く曲げてボールを頭の後ろに持っていきます。リリース時には肘を伸ばし、軸足の力を抜いてボールを投げることが重要です。すべての力をゴールの方向に集中させることが大切です!
正しいフォームで体の力をボールに効率よく伝えることができれば、男女問わず3ポイントシュートを決めることができるようになります。
しかし、自分にとって打ちやすいフォームと大きく異なる場合は、現在のフォームを維持することも一つの選択肢だと思います。
これらのポイントを意識して練習を重ねることで、3ポイントシュートの成功率を高めることが可能です。ぜひ試してみてください!
膝の使い方も重要
シュートの飛距離と安定性を高めるためには、膝の使い方が重要です。膝をしっかりと曲げてから伸ばす動作を、腕を振り上げる動作と同時に行うことがポイントです。
これにより、力は効率的にボールに伝わり、シュートの精度が向上します。シュートが決まらない場合は、膝の曲げ方や力の伝達方法に問題があるかもしれません。
握り方
ボールの縫い目に沿って人差し指と中指を置き、ボールを持つ際は手のひらで全体を覆わずに指の腹で軽く支え、もう片方の手で側面を支えます。
これにより、ボールのコントロールがしやすくなります。
弧を描くようにボールを上げる
ボールを弧を描くように投げることで、バスケットゴールの範囲を広く使い、シュートの成功率を高めることができます。
フォロースルーを意識する
シュート時に手首を使うことは極めて重要です。手首にしっかりと力を入れてスナップし、指先でボールを押し出しながら、45度の角度でボールをリリースすることが重要なポイントです。
手首をスナップさせてボールにバックスピンをかけることで、空気抵抗を減らし、ボールの飛距離を伸ばすことができます。これにより、リングに触れた際のバウンドも少なくなり、より安定したシュートを行うことが可能です。
自分だけのリズムを掴もう
バスケットボールのシューティングでは「リズム」が非常に重要です。パスをキャッチし、シュートの構えを整え、ジャンプしてボールを放つまでの一連の動作の流れに、リズムが必要です。
「ボールディップ」とは、ボールを下げた後に上げる動作を行い、膝の反動を使ってリズミカルにシュートする技術のことです。
「ボールディップ」を活用して自分のリズムを掴めば、シュートに集中しやすくなり、成功率も高まるでしょう。
シュートを届かせるコツ
フォームが安定してきたら、リラックスすることが大切です。体が硬いと動きが不自然になり、ボールを遠くに投げるのが難しくなります。
腕の力だけではボールを遠くに投げることは難しいです。下半身の力を効果的に使って、リラックスした状態でボールを投げることが、遠くへ飛ばすコツになります。
試合中に緊張や興奮を感じているときにリラックスするのは難しいです。練習中は常にリラックスして3ポイントシュートを集中して行い、それを習慣にすることが重要です。
3ポイントシュートが届かない男の子がいました。床に足の裏をしっかり付け、足首から膝、腰に体重を移動させながら、リズミカルにフリースローラインあたりから少しずつ距離を延ばしていくよう指導したら飛距離が2メートルくらい伸びました。形として成果が出ると本人も益々やる気が上がり練習に熱が入っているようです。
練習してもゴールに届かない、ゴールに入らない
「練習してもシュートがゴールに届かないのですが、どうしたら届くようになりますか?」という相談を、低学年の子供たちやその親御さんからよく受けます。
まだ身体が出来ていない小学低学年の子供たち。
練習方法のアドバイスとして伝えていることは、
「まずは自分にできる範囲から挑戦し、身体で感覚を覚えることが大切です!」
そこでボールが65%程度入るようになれば、徐々に距離を延ばしていきましょう。大切なのは腕だけでなく、足の力も使って身体全体で打つことです。
『足から始まり、腰、肩、肘、手首へと力が順に伝わるよう意識してください。』
「スクワットで伸び上がる」というイメージを持ちながら、感覚を掴むまで継続することが重要です。最初はバスケットボールがリングに届かないこともあるでしょうが、リングを目指して集中して投げ続けることで、やがて3ポイントシュートが成功するようになります。
たくさん打ち込むことも効果的な練習方法の一つです。また、寝転がりながら天井に向けてボールを投げることで、腕の筋肉が徐々に鍛えられていきます。ぜひこの練習も取り入れてみてください。
アドバイス後、最初はなかなかゴールに届かなかった子供たちですがポイントを意識して練習を重ねていくと、2~3ヶ月後には徐々に身体の使い方とシュートのコツが身についてきたようです。
3ポイントシュートの注意点
一貫性のあるフォームの維持
一貫したフォームでシュートをすることが重要です。特に、肘の位置やボールのリリースタイミングを一定に保つことが大切です。
急いでシュートをすると精度が落ちることがありますが、練習を積むことで安定したシューティングフォームを身に付け、精度を向上させていくことができます。
リングをしっかりと狙う
練習や試合中は、リングに意識を集中してシュートをしましょう。視線をリングにしっかりと向け、正確に狙いシュートすることが成功率の向上につながります。練習を重ねていくことで、リングを意識せずとも自然と狙えるようになります。
練習量と状況対応
実際の試合を想定したシミュレーションで、ディフェンスに対応するシュートの練習は重要です。
練習を通して試合の状況を再現し、シュートの精度を高めましょう。状況に応じて正確なシュートを打てるようトレーニングすることが大切です。
自信と集中力の維持
シュートをするときは、自信を持って集中することが大切です。不安やプレッシャーを感じる時でも、自分のフォームと練習で培った成果を信じることが重要です。
シュートが決まる場面を心の中で何度もイメージすることで、自信を増すことができます。
これらのポイントを頭に置きながら、3ポイントシュートの練習に励みましょう。
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