「バスケを始めたばかりの小学生向け」ワンハンドシュートの基本と練習方法。ポイントは同じフォームでの反復練習

ワンハンドシュートの長所

ワンハンドでのシュートフォームは、ボールの持ちやすさとコントロール性が高いため、初心者でも扱いやすいのが特徴になっています。

特に低学年の子供たちにとって、正しいワンハンドでのシュートフォームを早期に身につけることは、これからの長期的な技術向上において大きく期待できます。

ワンハンドシュートはボールを自在にコントロールしやすく、より正確なシュートが可能なため、多くのプロバスケットボール選手にもよく使われています。小学生の皆さんも楽しみながら練習をしていきましょう。

シュートフォーム

まず、正しいシューティングフォームをチェックしましょう。足の位置、体の姿勢、ボールの持ち方、リリースのタイミングなど、全てが重要です。一つ一つ詳しく伝えていきますね。

まず、肩幅程度に足を開き膝を軽く曲げて重心をおとします。その姿勢を維持したまま、利き手にボールを載せて額のあたりまで移動させます。ひじを伸ばし、その力がだんだん上へ伝わるようイメージをしながら利き手でボールに力を伝えます。

このとき、ひじの位置がボールの真下にくるように意識してください。ボールが手から離れる瞬間に手首のスナップをきかせ、ボールにバックスピンをかけるようなイメージでシュートを放ちます。

練習方法

適切な練習方法を工夫して取り入れることで、子供たちは楽しみながら技術をレベルアップさせることができます。

例えば、親子で一緒に練習することやシュートゲームを取り入れることで楽しみながら技術を磨いていくことができます。

また、シュートフォームのチェックポイントを設定し、繰り返し練習することでフォームの安定性を向上させることが可能です。

段階をつけて反復練習

同じ場所から同じフォームでシュートを繰り返し練習することにより、基本的なシュートフォームが体に染み付き正確さが向上し、シュートが自然な動作となります。特にバスケットボールを始めたばかりの子供たちにとっては、一貫したフォームでシュートを続けることが非常に重要になります。

教え子の親御さんから、「ボールを持つと、どうしてもシュートフォームが崩れてしまいます。自宅でもできる何か良い練習方法はありませんか？」と相談を受けた事がありました。

私は「まずはボールの重さに慣れる事が大切です。自宅でボールに触れる時間を増やすことを意識してやってみてください。そして、ボール無しのエアーで基本に忠実に正確なシュートフォームを継続して練習をしてください。

それが出来るようになってきたら、ボールを持ってゆっくりでいいのでエアーで練習したフォームが正確にできているか？を、確認をしながら練習してみてください。」と、お伝えをしました。

２週間後の練習日、親御さんから「エアーでの練習が本人に合ってるのか、フォームが安定してきてます。エアーでシュートフォームの練習をしながら、次はボールを使って練習してみます」と報告がありました。

距離の調整

初心者のみなさんは初めはシュートの距離を短くして、確実に得点することに集中しましょう。距離を徐々に延ばすことで、シュートの精度と自信を高めることができます。

初心者が注意すべきポイント

正確なフォームの維持

シューティングフォームの正確さは極めて重要です。足の位置、体のバランス、ボールの握り方、そしてリリースのタイミングに注意を払い、一貫性のあるフォームを固めていくことが大切です。

目標に集中する

シュートの際には目標（バスケットリング）をしっかりと見据えて、集中してシュートを放つことが大切です。目標に対する意識を持ち続けることで、正確性が向上します。

先日、私が指導しているバスケットボールクラブに通っている小学１年生男子の親御さんから相談を受けました。「シュート練習の際、思うようにいかず、すぐ諦めてしまい長続きしません。どうしたら集中力が身に付きますか？」というお悩みでした。

1か月後、その親御さんから、「目標を設定して練習をするようになってから、子どもの集中力が持続するようになりました。何より、いつも楽しく練習してます。今は少しずつ本数を増やしていくことに挑戦しているとこです。」

リラックスした状態でのシュート

焦らず、リラックスした状態でシュートを行うことがポイントです。過度な力みや緊張は正確性を損なうことがありますので、肩の力を抜いてリズムよくシュートモーションを行いましょう。

継続的な練習とフィードバックの受け入れ

始めたばかりのみなさんはシュートの練習を継続し、正しいシュートの基本を身につけられるようにがんばりましょう。またコーチや経験者からの指導を受け入れ、指導されたこ改善点を意識して繰り返し練習することが大切です。

これらのポイントを意識しながら、ワンハンドシュートの練習を行うことで、安定したシュート精度を身につけることができます。

小学生のみなさんは、先生が教えてくれた基本を忠実に行動してみて安定したシュートフォームになるまで何度も練習をしていきましょう。シュートが上手な選手を見てイメージすることも大事です。

では、楽しみながら学んだことを行っていきましょう。