今回は、「ポイントガードってどんなポジション?」「どんな子が向いているの?」「どうやって練習すれば上手くなるの?」といった疑問に、元全日本代表としての実体験もまじえながら、ミニバスケを始めたばかりの皆さんにもわかりやすく解説していきます!
ポイントガードってどんな役割?
バスケットボールには5つのポジションがあり、
ポイントガードは“チームの頭脳”です!
ポイントガードは、攻撃のはじまりをつくるポジションであり、
また、ディフェンスでも相手の動きを早く察知し、
なぜポイントガードが大事なの?
ポイントガードは、試合の流れをつくる存在です。どんなに背が高い選手やシュートが上手な選手がいても、ボールが回らなければ意味がありません。バスケットはチームスポーツ。ボールをどこに、どのタイミングで回すのかを決めるのがポイントガードの役目です。
ポイントガードが冷静にプレーすれば、仲間は安心して動くことができます。逆に、焦ってパスミスをしたり、判断が遅れると、チームのリズムが崩れてしまいます。
だからこそ、ポイントガードには「冷静さ」「判断力」「チームを思う気持ち」がとても大切なんです。
ポイントガードは“チームの頭脳”!
ポイントガードは、コートの上の“リーダー”であり“判断のプロ”です。試合では、攻撃のはじまりに必ず関わり、仲間の動きや相手の守りを見ながら、どのプレーを選ぶのかを一瞬で決めなければなりません。これは、まるでバスケの「指揮者(コンダクター)」のような役割です。
さらに、守備でも重要な役割を担います。相手チームのガードを止めるだけでなく、味方に声をかけて連携を取るなど、攻守両面で“頭”をフル回転させてプレーします。
体験談①:小学生の頃にポイントガードを任された理由
私が初めてポイントガードをやったのは、小学4年生の時でした。
最初はとても緊張しました。
「仲間のために動く」ことの大切さを知ったのは、
ポイントガードに向いているのはこんな子!
ポイントガードに向いている子は、次のような特徴があります
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周りをよく観察できる
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人の話をしっかり聞ける
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どんなときも冷静でいられる
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ミスしてもすぐに気持ちを切り替えられる
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コツコツ練習を続けられる
背の高さや身体の強さよりも、「気づく力」「考える力」「仲間を思う心」が大切です。「チームをまとめたい」「仲間を助けたい」という気持ちがある子には、ポイントガードがピッタリです!
体験談②プロとして実感した“責任とやりがい”
私がプロになってからも、ポイントガードとして試合に出ていました。ある試合では、残り時間10秒、同点の場面。タイムアウトのあと、コーチの作戦は「仲間にシュートを打たせる」ものでしたが、相手の守備が想定以上に早く、作戦通りにいかないと判断。
私はとっさに作戦を変え、自分でドリブルからシュートに持ち込み、得点。チームを勝たせることができました。
そのとき、強く感じたのが「自分の判断で責任を持つ」ということ。仲間が信じて動いてくれるからこそ、勇気をもって決断できたのだと思います。ポイントガードは信頼がすべて。だからこそ、日々の練習や姿勢がとても大事なんです。
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